『ルール改正の動向』

今年も、柔道のルール改正が検討されています。

昨年末のTV(※)では、下記の内容が解説されていました。

 

ルール改正案の概要

  旗判定の禁止(延長戦の時間を無制限)

  「指導」は相手のポイントにならない。

  抑え込みを「20秒」に短縮(現在は25秒で一本)

  審判1人制(但し、畳の外に2人の補佐役)

  「組むこと」の促進

  「脚取り」の禁止(連携でも脚への攻撃は一切禁止)

 

ルール改正は、今年のグランドスラム・パリ大会から世界選手権で試験導入されます。

その後、正式に導入されるルールが、改めて判断される見通しです。

 

改正の方向性は、現在よりもさらに、立ち技で一本を狙う試合運びにさせる模様です。

レスリングや、寝技中心のブラジリアン柔術との区別化も、目的だろうと思われます。

 

まだ試験導入の段階です。

正式導入の改正ルールが、日本・宮城県で案内されましたら、門下生に指導致します。

※『激論!よみがえれ日本柔道』

 【平成24年12月30日放送/BSジャパン】

 =出演=

   吉田秀彦(金メダリスト:バルセロナ五輪)

   谷本歩美(金メダリスト:アテネ・北京五輪)

   溝口紀子(銀メダリスト:バルセロナ五輪)

   木村昌彦(全柔連・統括:横浜国立大学教授)

   古田英毅(e-JUDO編集長)

【ルール改正案の参考記事】

川口道場(アジア柔道連盟審判理事/国際審判員)
川口道場(アジア柔道連盟審判理事/国際審判員)
平成24年12月12日『日刊スポーツ』
平成24年12月12日『日刊スポーツ』
平成24年12月18日『eJUDO』
平成24年12月18日『eJUDO』