『審判講習会』
◇開催日:平成30年4月8日(日曜日)
◇会 場:宮城県武道館
◇講 師:八段平間先生 七段小林先生 七段佐藤先生
2018年の変更点について、審判講習会で案内されました。
=主な変更点=
①『技有、合わせて一本』の復活
②GSの勝敗は、スコア(一本か技有)、または指導3
=反則の追加=
◇反則負け … 関節を極めての投げ
(例)肘関節を極めた袖釣、跳び十字、腕返
◇指導 … 足関節を抱え太もも裏の筋肉を伸ばした絞技
◇少年規定 … 反則負けに『両袖を持っての投げ』
2018年は、変更・追加された新ルール・反則が多く、特に
GSの勝敗が、指導3に変更された点が大きいです。
強豪選手同士、または未熟な選手同士がGSに突入すると、
接戦のため、1つの指導を与えるにも時間がかかる場合が
あります。その展開で、両者ともスコアが取れない場合は、
指導3までの長い時間、決着を待たなくてはなりません。
少年柔道では選手の体力的な負担にも配慮し、スピード感を
持って反則を与えていくことが求められます。与えるべき時
に反則を与えないと、担当した主審・副審の技量のために、
選手が疲弊することになり、公平均質な審判も保たれません。
試合をするのは選手で、試合を展開させるのは審判員です。
拮抗した接戦になったときほど、反則を見逃さず適時適切に
指導を与える審判員の見極めが非常に重要になりますので、
主審・副審フォロー仕合ながら、取り組んでいきましょう。
審判員にとって今年のルール変更は、腕の見せどころです。
また、ルールに弱い選手は、試合にも弱いです。
選手が新ルールに順応できるよう、指導していきましょう(^^)/